Naxos~2022年10月第1回発売新譜情報(6タイトル)

今回はモントリオール交響楽団の首席トランペット奏者ポール・メルケロが吹く3曲の協奏曲に、復元されたディーリアス若き日の弦楽四重奏曲、チェコの作曲家フェルステルの交響曲第1番、マイールの歌劇“ラカデミア・ディ・ムジカ”など、世界初録音を含むCD6タイトルがリリースされます…

ジャン=フィリップ・コラールがタバコフ&ビルケント響とスクリャービン&R=コルサコフ:ピアノ協奏曲を録音!

ジャン=フィリップ・コラールにとって初となるスクリャービンとR=コルサコフの録音が登場。メインはスクリャービンのピアノ協奏曲に、演奏される機会の少ないR=コルサコフのピアノ協奏曲!カップリングにはスクリャービンのピアノ・ソナタ第4番に、練習曲2曲など収録…

小泉和裕&名古屋フィルによる、500回記念定期演奏会の記念碑的ライヴ!R.シュトラウス:アルプス交響曲(SACDハイブリッド)

音楽監督就任後、小泉和裕は名古屋フィルとのコンビで、幾多の名演奏を世に送り出してきました。この500回記念で小泉は、得意曲「アルプス交響曲」を選定し、眼の覚めるようなエネルギーに満ちた豊潤なライヴを生み出しました。小泉の端正かつ熱気あふれる棒にオケが全霊で応える姿は、まさしく6年に渡る両者の信頼感や蜜月の象徴でもあり、その最良の結実がここにあります。この壮大な交響曲の豪壮さから細微まで、DSD11.2MHzの高音質レコ―ディングでお楽しみください。(オクタヴィア・レコード)…

フェルベーク&カメラータRCO+ハンニガン/マーラー:交響曲第4番(室内楽版)、ベルク:歌曲集

オランダの6つのオーケストラのメンバーが、2012年に結成したルートヴィヒ管弦楽団。今回そのメンバーによる小編成のバンドが演奏するダンス・アルバムが登場。バーバラ・ハンニガンが4曲でヴォーカルを担当するほか、トランペット奏者ルシエンヌ・ルノダン=ヴァリ、ベルラーヘ・サクソフォン・クァルテットと共演…

ラルス・フォークトの遺作!イアン・ボストリッジとのシューベルト:歌曲集“白鳥の歌”

知的なアプローチ、多彩な美声、そして繊細な語り口で21世紀を担うリート歌手イアン・ボストリッジ。当アルバムはPENTATONEレーベルからのシューベルト3大歌曲集の完結編となる『白鳥の歌』で、共演はラルス・フォークトです。フォークトは9月2日にこのCDのインフォメーションが出た後、9月5日に癌のため51歳で亡くなりました。このCDは奇しくもフォークトの遺作となってしまいました…

サルヴァトーレ・アッカルド、円熟のプロコフィエフ/ヴァイオリン作品集(SACDハイブリッド)

イタリアの偉大なヴァイオリニスト、サルヴァトーレ・アッカルドによるプロコフィエフのヴァイオリン作品集が、高音質を誇る「Fone」レーベルより登場。ミルシテインの弟子であり、ヴィオッティ国際音楽コンクール、ジュネーヴ国際音楽コンクールなどで入賞し、パガニーニ国際コンクールで第1位を獲得するなど若い頃からその才能を発揮してきたアッカルド。イタリアの偉大な芸術家の円熟の演奏を高音質でお楽しみください…

グリュミオー以来!前田朋子がヴァイオリンとピアノを二重録音したモーツァルトの後期ヴァイオリン・ソナタ集

3歳からヴァイオリンを、4歳からピアノを学び、双方の楽器を自在に操る彼女の夢は「いつか一人で二つの楽器を弾いて録音してみたい」。そして録音技師アレクサンダー・グリューンの協力によって、このアルバムが完成しました。彼女はまずピアノ・パートを録音し、それに合わせてヴァイオリンを演奏。このアルバムはウィーンの週刊誌”Falter”で取り上げられた他、ウィーン放送局のラジオ番組でも特集が放送され大好評を得ています…

フリッツ・クライスラー/ベル・テレフォン・アワー録音集~ヴィオッティ:ヴァイオリン協奏曲第22番全曲が初復刻!

Biddulphは「個人所蔵の、望みうる最上のコンディションの素材」をもとにベル・テレフォン・アワーでのクライスラーの演奏をCD3枚に復刻予定で、その第1弾となる当CDには、同番組で収録された協奏曲の演奏がすべて収められています。モーツァルトの第3番はクライスラーのディスコグラフィに無いので、第1楽章だけとはいえ貴重。そして最大の聴きものは、クライスラーが愛奏したのに録音が無かったヴィオッティの第22番の全楽章が収録されていること!…

アンヌ・ケフェレック/ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30~32番

「フランス・ピアノ界の女王」と呼んでもさしつかえないほどの人気と存在感を示すケフェレック。ベートーヴェンのソナタ・アルバムは、これまで「月光」などはありましたが、今回は後期3大ソナタ。ブックレットにはケフェレック自身がこの3作について記しています。これがエッセイと思いきや哲学的修辞に満ちた大作で、さすが文学者の家系の出自と感心させられる才女ぶりを示しています…

千住真理子60歳記念アルバム『ポエジー』(SHM-CD)~ストラディヴァリウス「デュランティ」と軌跡を辿る

2022年は千住真理子60歳、還暦という記念すべき年!来る日も来る日も、たった一つの音を研究し、弾き込んで、理想の唯一を探求したベートーヴェン作曲の《ロマンス》や、デビューする前に一目惚れし、生涯弾き続けたいと思ったヴィターリ作曲の《シャコンヌ》など、千住真理子自身が思い出深い、人生の節目にチャンスをくれた楽曲7曲を収録しました。ピアノ伴奏は、千住真理子と全国でステージをともにしているピアニストの山洞智…