冴えなくも愛おしいカクスコの名作にふぉ~ゆ~が挑む

翻訳劇の名作からオリジナルのダンスショーまで、毎年さまざまな舞台に主演し、着実に力をつけてきているふぉ~ゆ~。最近ではソロでの俳優活動も目立ってきた松崎祐介、越岡裕貴、辰巳雄大、福田悠太の4人がこの夏、1990年代の小劇場ブームを牽引した劇団カクスコの代表作、『年中無休!』に揃って挑む。物語の舞台は、下町のリサイクルショップ朝日堂。社長と社員たちの冴えなくも愛おしい日常がオムニバス形式で綴られるこの作品に、人情の街・北千住のシアター1010はいかにも…

都響・首席客演指揮者アラン・ギルバート、始動!

今年4月より東京都交響楽団の首席客演指揮者となったアラン・ギルバートの就任披露公演が7月15日(日)・16日(月・祝)に東京・サントリーホール大ホールで開催される。過去の客演で都響との奇跡的なコラボレーションを実現し、再会のたびに聴衆を熱狂させたギルバート。2009年から2017年まで音楽監督を務めたニューヨーク・フィルの2回の来日公演でも世界レベルの名演で聴衆を湧かせ、アップデイトされたクラシック音楽の「現在」を示してくれた。ヨーロッパで研鑽を積み…

鈴木京香×北村有起哉ら不倫カップル 大人のコメディ

『大人のけんかが終わるまで』のプレビュー公演が6月30日、7月1日にシアター1010で上演された。愛知、静岡、岩手ののち、7月14日(土)から29日(日)まで東京・日比谷・シアタークリエ、その後、大阪、広島、福岡、愛媛、兵庫と続く。【チケット情報はコチラ】フランス発の“滑稽な大人のコメディ”に挑戦するのは、気鋭の演出家、上村聡史。ある一夜に偶然出会った大人たちの、切実かつしょうもないけんかを描く。不倫中のアンドレア(鈴木京香)とボリス(北村有起哉)は…

新橋演舞場で早霧せいな主演の『るろうに剣心』を上演

シリーズ累計発行部数は6000万部を超え、アニメ化や実写映画化も大ヒットを記録している人気コミック『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』(和月伸宏作、集英社ジャンプコミックス刊)。2016年には宝塚歌劇団で初めての舞台化が実現、原作の世界観を豊かに立ちあがらせて、宝塚ファンや原作ファンだけでなく幅広い層からも注目を浴びた。そのプラチナチケットとなった公演で、主人公の緋村剣心を演じたのが、当時の雪組トップスター早霧せいなだ。【チケット情報はこちら】2017…

演奏+演劇で作る奏劇『ライフ・コンチェルト』上演決定

映画『あゝ、荒野』などの映画音楽の作曲家として活躍する岩代太郎が、企画・原作・音楽を担当し、全編音楽を書き下ろした、奏劇「『ライフ・コンチェルト』ある教誨師の物語~死刑執行までのカウントダウン」の上演が決定した。【チケット情報はこちら】今までに無い舞台創造のかたちへの挑戦となる、演奏と演劇を合わせた「奏劇」。岩代は「多くのサウンドトラックを手掛けながら、時には台詞よりも雄弁に語る音楽の有様を知り、新しい音楽の可能性を探求したいとの衝動を抱きました …

「追い込まれる人間をリアルに」西銘駿が語る『ダンガンロンパ3』

ハイスピード推理アクションゲーム『ダンガンロンパ』シリーズから派生した アニメ『ダンガンロンパ3』。このアニメを原作とした舞台『ダンガンロンパ3 THE STAGE 2018 ~The End of 希望ヶ峰学園~』が、この夏に上演される。その主役、苗木誠役を演じる西銘駿に話を聞いた。【チケット情報はこちら】本作は、2014年から続く舞台版『ダンガンロンパ』シリーズの3作目で、毎回人気を博してきた注目作。これまで2作はゲームを原作にした“超高校級”の…

残り9試合、巨人借金返済へ超えるべきふたつの壁

5連敗の嫌な流れをベテラン左腕・内海哲也が断った。翌日には来日初登板のヤングマンが8回3安打0封の好投で連勝。これで巨人は34勝38敗1分の4位。2位・阪神から6位・中日まで3.5ゲーム差にひしめく状況を考えれば、順位に神経質になる必要はない。とにかく五分の星に戻すことが最優先事項である。【その他の画像はこちら】セ・パ交流戦終了後は8勝5敗・防御率2.38の菅野智之と6勝5敗・防御率2.94の山口俊の2枚看板が中5日でフル稼働している。上原浩治、澤村…

客演の坂井真紀が語る、25周年を迎えた劇団ナイロン100℃の面白さ

結成25周年を迎えた「ナイロン100℃」が、今年、2本の記念公演を上演している。その第2弾となる『睾丸』に客演している坂井真紀。これが4度目のナイロン100℃出演となる彼女が、改めて感じるこの劇団の力とは何なのか。そしてそのなかで演じる面白さはどこにあるのか。稽古が始まったばかりの坂井に聞いた。【チケット情報はこちら】ナイロン100℃の主宰、ケラリーノ・サンドロヴィッチ(以下KERA)による新作『睾丸』は、かつて学生運動にかかわっていたふたりの男を巡…

生演奏で知る「スター・ウォーズ」の音楽の力!

映画のセリフや効果音はそのままに、劇中の音楽をフルオーケストラが生演奏する今話題のライブ・エンタテインメント“シネマ・コンサート”。今回は『スター・ウォーズ/新たなる希望』の登場だ。現在も続く名作「スター・ウォーズ」の第4章であり、1978年、シリーズの記念すべき公開第1作目。画期的な映像、スリリングな冒険物語、斬新なキャラクター、そして巨匠ジョン・ウィリアムズの重層な音楽は、何度見ても感動する。「スター・ウォーズ」の映像(映画全編上映)と音楽の素晴…

篠原涼子が愛に飢えた娼婦の役で13年ぶりに舞台へ

ノーベル賞作家ユージン・オニールの初期の傑作『アンナ・クリスティ』を、栗山民也が演出。タイトルロールのアンナ・クリスティを、舞台出演は13年ぶりとなる篠原涼子が演じる。【チケット情報はこちら】2005年の『天保十二年のシェイクスピア』(蜷川幸雄演出)以来、舞台から遠ざかっていた篠原。実力派として数々の作品に出演してきた彼女だが、舞台に関しては「自信がなくてやれなかった」と切り出す。「役の心情としては同じかもしれませんが、すべての角度から見られてしまう…