尾上眞秀が初舞台!女童の舞いと若武者の立廻りで魅せる
風薫る5月、歌舞伎座新開場十周年「團菊祭五月大歌舞伎」では心弾む6演目が上演中だ。昼の部は、江戸歌舞伎の様式美が堪能できる『寿曽我対面』と、先々代から團十郎が演じてきた新歌舞伎『若き日の信長』、尾上眞秀(まほろ)が“初舞台”を踏む『音菊眞秀若武者(おとにきくまことのわかむしゃ)』。夜の部は、源平合戦の登場人物が勢ぞろいする『宮島のだんまり』と、東大寺のお水取りを舞踊劇にした尾上松緑による『達陀(だったん)』。最後は世話物の名作『梅雨小袖昔八丈 髪結新…